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昨日のことになるけど、レコーディングをした。
レコーディングと言ってもchikinの稽古場で、稽古の合間をぬって、児玉くんの技術と、私の曲と、コッシーの詩と、トミーの歌でやった。 レコーディングは楽しかった。 トミーはまるで歌いなれている歌手のように、真剣に自分の歌声に耳をやり、気に入らなければ取り直しを要求し、気になる箇所があると、別撮りを要求する大物ぶり。参りました。 その大物歌手ぶりに、コッシーはただただ床で笑い転げる始末。 コッシー作の「ビーグル犬」はなかなか良い感じのハードロックな曲になりそう。 小さいころからピアノをやっていたおかげで私は世の中の音に敏感な方である。 どんなものがどんな音を出すのか、あらゆる物を叩きまくった時期があったし、文字を見れば音を付けて歌を作ったりしていた。 でもそれは人から隠れてやっていたことだった。 どこでも歌って、口笛吹いて、物を叩いたことを行儀が悪いと怒られたことも隠れていた理由の一つだったけど、少し大きくなった時、音に触れている自分を人に見せることはとても恥ずかしい行為になった。 自分で作ったものが人に見られるのはすごく恥ずかしいことだった。 そんな私が舞台をやっているのは不思議だ。 今は毎日人に見せるべくものを作ったり、そのもののことを考えたりしている。 曲だって隠れて歌っていた自分の歌を、今はみんなでレコーディングしていたりする。 そしてそれはすごく楽しい。 もっといろんな曲や音を作りたいと思った。 以前までは自分の好きでない感じの音を作るのにはあまり興味が持てなかった。 今はどんな音でも作ってみたいなと思う。 昔みたいに世界に溢れている音の存在に、ただ単純に興味が沸いている。 山村麻由美
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